こんにちは!
名古屋市天白区の小児矯正専門歯科医院 ほりえこども歯科クリニックの堀江将史です。
今日はワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いについて詳しく解説していきたいと思います。
ここでいうワイヤー矯正とは
歯の一本一本にブラケットという粒をつけて、針金を通す矯正のことです。マルチブラケット矯正ともいいます。
一方、マウスピース矯正とは
インビザラインという上下別々のオーダーメイドの透明マウスピース矯正を指します。
マウスピース矯正には上下一体で既成のもの、(Myobraceやプレオルソ)など様々なものがあります。
今回比較するものはそういったものではないのでご注意ください。
前置きはこれくらいにしまして
早速ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いTOP3!!をお伝えしたいと思います。
①取り外し式か、固定式か
②見た目が、目立つか目立たないか
③痛みの大きさ
一つずつ解説していきたいと思います。
①取り外し式か、固定式か
ワイヤー矯正はほぼすべて固定式です。
矯正装置の付け外しは基本的に歯科医院で行います。
歯科医師もしくは歯科衛生士が来院ごとに調整、クリーニングを行っていきます。
一方マウスピース矯正のほとんどが患者さん自身で着脱を行う取り外し式です。
自分で着脱ができる反面、子どもたち自身に「装置をちゃんと付けて治そう!」という意思がなければ治療はうまくいきません。
こういった点を踏まえて装置の選択を考えることもあります。
そもそも装置を嫌がるお子様に矯正を無理に強いる必要はないのかもしれませんが・・・。
将来自分で矯正をやりたいと思った時に、自分のお金と時間を使ってやってもらいましょう!
②見た目が目立つか、目立たないか
ワイヤー矯正は歯にブラケットを付けたり針金を通したりバネを付けたりするので、笑った時に目立ちます。
(今ではブラケットもほぼ透明で、ワイヤーも白い種類があるので銀ギラギンというほどではないです)
一方で、マウスピース矯正は透明でいざ記念写真を撮るときも自分で外すことができるため、見た目で困ることはありません。
矯正をしていても気付かれずに終わってしまうこともあるくらいです!
③痛みの大きさ
インビザラインは自分でも経験があります【先生も付けました】インビザラインの体験談を語ります。が、ワイヤー矯正は経験がありません。ということであくまでぼくの臨床経験からの話です。
歯の痛みはもちろんのこと、唇やほっぺたにワイヤーやブラケットが擦れて痛いというパターンが多いです。
一方マウスピース矯正の方も、歯の痛みが全くないわけではありません。
とくにマウスピースを付け替えるときには多少の違和感があります。
しかし、唇やほっぺたの痛みは歯を滑らかに覆うためほとんど痛みがありません。
結論として、矯正中の痛みを訴えてくる子の割合が多いのはワイヤー矯正だと感じています。
以上がワイヤー矯正とマウスピース矯正はここが違う、TOP3!でした。
矯正装置には様々なものがあります。
その子の症状にあったものをしっかり選択していくことが大切になります。
ほりえこども歯科クリニック
堀江将史