こんにちは!ほりえこども歯科クリニック管理栄養士の中川です!
今年もあっという間に4分の1が過ぎ気づいたらもう4月ですね。
年々ときの流れが早く感じます。
暖かいぽかぽか陽気と共に新年度がスタートしました。
体調管理に気を付けて1年を過ごしたいですね。
この4月から保育園や幼稚園での生活をスタートさせるお子さんも
多いのではないでしょうか。
家で食べていたお昼ご飯が給食に変わります。
新しく出会うお友達と楽しく食事の時間を過ごしてくれるといいですね。
さて、今回のブログは離乳食がテーマです。
赤ちゃんが母乳やミルクを卒業し大人と同じ食事ができるようになるまでの
大切なステップである離乳食。
その離乳食には一体どんな意味があるのでしょうか。
赤ちゃんにとってどんな役割を果たしているのかを
まとめていきたいと思います。
・噛む力、飲み込む力を育てる
・必要な栄養を補う
・味覚を形成する
・食べる意欲を育てる
一つずつ説明していきますね。
- 噛む力・飲み込む力を育てる
今まで母乳やミルクのみで栄養を摂っていた赤ちゃんも
いずれは大人と同様食事からの栄養が必要になってきます。
おっぱいを“飲む口”から“食べる口”へと変化していきます。
離乳食初期ではまずゴックンと飲み込む力。
そこから舌ですりつぶす力や、歯でカミカミ・モグモグする力を
段階を踏みながら少しずつつけていきます。
この先ずっと必要な食べることの練習を離乳食でしていきます。
- 必要な栄養を補う
今までは母乳やミルクのみで栄養を摂っていた赤ちゃん。
成長に伴いそれだけでは栄養が不足していきます。
とはいえ始めたばかりの初期はまだまだ食べる練習です。
離乳食から栄養を摂ることを気にしすぎす、
母乳やミルクは欲しがるだけ与えましょう。
- 味覚を形成する
いろいろな食材を経験し美味しさを知っていきます。
“3歳までに一生の味覚が決まる”
といわれているほど赤ちゃんの味覚は繊細です。
食感や舌ざわり、温度、匂い、色味などの五感を感じながら
食べ物の美味しさを学んでいきます。
この時期に多くの種類の食材を経験させ、素材の味を知ることで
正しい味覚が育っていきます。
- 食べる意欲を育てる
生涯必要な食事。
食べることに関心を持ち食べることが好きな子に育ってほしいですよね。
「あれを食べたい」「これを口に入れてみたい」
赤ちゃんにとって離乳食はわくわくする新しい体験のひとつです。
食べる楽しさを引き立たせるのに大切なことは
家族みんなで食卓を囲むこと。赤ちゃんは食材の味や見た目以上に
食卓の楽しい雰囲気を敏感に察知して
美味しさを感じていきます。また、一緒に食べることは食事のマナーや文化を
学ぶ場にもなります。3回食に進むころには家族みんなで食卓を囲めると
いいですね。毎日は難しいと思いますがたまにはみんなで食卓につき
コミュニケーションをとりながら食事の時間を楽しめるといいですね。
赤ちゃんが母乳やミルク以外のものに初めて触れる離乳食。
成長に欠かせない様々な役割があるのですね。
たくさんの食べ物を経験させ食の楽しさを教えてあげられるといいですね。
ほりえこども歯科クリニック
管理栄養士 中川