こんにちは!ほりえこども歯科クリニック管理栄養士の中川です!
秋らしく過ごしやすい気候が続いていますね。毎年この季節は食べすぎで体重が増えます。。。ですが、個人的には一番好きな季節なのでずっと続いてほしいなと思わずにはいられません!朝晩はだいぶ冷え込んできましたので体調管理には十分気を付けましょうね。
さて今日のテーマは、前回から少し間が空いてしまいましたが、お口に合わせる離乳食シリーズ最終章です!離乳完了期(パクパク期)についてお話していきます。
・後期から完了期へ移行するタイミング
・お口の状態
・食べさせ方のポイント
この3つの項目からお伝えしたいと思います。
まずは、後期から完了期へ移行するタイミングについて。
目安となるサインは以下の4つです。
・1日3食きちんと食べられている
・手づかみで食べる機会が増えた
・奥歯が生えてきた
・生活のリズム(授乳の間隔や睡眠時間)が整っている
月齢にはとらわれず、お口や体の発達を見てステップアップしましょう!
続いては、お口の状態を見ていきましょう。
奥歯(第一乳臼歯)が生え始めます。歯ぐきでは潰せなかったものが食べられるようになり、いよいよ歯での咀嚼を練習する時期に入ります。
この時期の目標は『前歯でかじり取り、歯ぐきや歯で噛むことができる』です。
離乳の完了と聞くと、“大人と同じものを食べられるようになる”と思っている方もいるかと思いますが、これは大きな間違いです。咀嚼機能が完成し大人と同じものを食べられるのは第二乳臼歯が完全萌出する3歳半頃なので、段階を踏んだ練習が必要になります。噛む練習はもちろん大事ですが、急に固いものを与えないように注意しましょう。丸のみの原因になったり、うまく飲み込めず吐き出してしまうことで偏食の原因にもなり得ます。固さはまだ歯ぐきで潰せるくらいのもの。前歯で噛み切れるような形・大きさを意識しましょう。
最後に食べさせ方のポイントです。
引き続き手づかみ食べを十分にさせましょう。一口の量・お口までの距離を学びます。はじめのうちは手も口の中に入れてしまったり、一度に詰め込みすぎてしまったり。上手に食べられなくて当然です。繰り返しの練習で学んでいくため、ゆっくり見守ってあげてください。
手づかみ食べについては以前のブログで詳しくお話しているのでこちらも参考にしてみてください!
↓
https://www.horie-kodomo-dc.com/topics/667/
そして、正しい姿勢で食べること。成長に合わせて補助板を調節するもしくは踏み台を用意し、足の裏がぴたっとつくことを心がけましょう。噛む時に必要な力を入れやすくなります。
そして何より一番大事なのは家族と楽しい雰囲気の中で食事をすること。
赤ちゃんは大人の様子をよく見ています。美味しそうに食べている姿を見せたり、たくさん声を掛けることで、食の楽しみを感じたり家族の一員であることの満足感を覚えます。この時期は自分で食べる機会が増えるため、テーブル周りは思いの外散らかりますが、これも意思の表れだと思って、楽しい雰囲気で一緒に食事ができるといいですね。
ほりえこども歯科クリニック
管理栄養士 中川