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子どもの好き嫌いとの向き合い方

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こんにちは!ほりえこども歯科クリニック管理栄養士の中川です!

 

年が明けあっという間に2ヶ月が経とうとしています。最近は気温が20℃近くまで上がる暖かい日もあれば、コートがいるような寒い日もあり気温差が激しい日々が続いています。春が待ち遠しく感じる中川です。体調管理に気を付けて過ごしましょうね。

 

さて、前回は味覚についてお話をしましたが、今回はそこから繋げて好き嫌いについてお伝えしたいと思います。

 

子どもの“好き嫌い”に関しては親御さんからもよくお悩み相談をいただきます。

比較的なんでも受け入れてくれる離乳食期を経て、2歳頃になると自我の芽生えとともに“好き嫌い”の問題に直面する子が多いかと思います。

味が嫌い。匂いが嫌い。食感が嫌い。理由は様々ですが、好き嫌いの要因は味覚によるもの環境によるものの2つがあるとされています。

 

はじめに味覚による要因から説明していきます。

前回もお話したとおり、5種類の味覚のうち甘味・塩味・旨味の3つは本能的に好む味とされている一方、苦味と酸味は経験によって好む味と言われています。毒や腐敗を感じるものだからです。このことから、子どもがピーマンやトマトなどの野菜を苦手としやすいことにも納得がいきますよね。特に苦味はほんの少量でも感知することができるため、幼い子どもは特に敏感です。たくさん経験することで美味しさがわかるようになるということです。

 

2つ目は環境による要因です。

好き嫌いには食経験が大きく関わっています。お母さんや学校の先生に怒られながら食べたなど、嫌な雰囲気の中で食べたものというのはいつまでも苦い記憶として残ります。食べた時に何かしら嫌な思いをした経験があると再び食べようとする時にそのことを思い出してしまい、食べることを拒絶してしまう。それが嫌いなものになってしまうこともあります。

また、食経験の少なさも影響しています。食べたことがないものや食べ慣れないものは嫌いと判断してしまいがちです。初めて食べるものに対して警戒心が生まれるのは当然のこと。それを苦手や嫌いと決めつけず、経験させ続けてあげることがとても大事なのです。

 

好き嫌いを克服させるのはなかなか難しいことですが、一番大切なのは楽しい食卓を心がけること。そして、お子さんの気持ちを受け止めてあげてください。『食べることが楽しい!』と思える心が何よりも大切だと思うので長い目でみていきましょう。

また、食べ物を身近に感じられるように食材に触れる機会を作ってあげることもおすすめです!自分でおにぎりを握ったり、家族で野菜を育ててみたり、、、お子さんでもできるお手伝いで食べる意欲に繋げられるといいですね。

 

 

ほりえこども歯科クリニック

 

管理栄養士 中川

 

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